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『NIAGARA MOON』(ナイアガラ・ムーン)は、1975年5月30日に発売された大滝詠一通算2作目のスタジオ・アルバム。 == 解説 == ナイアガラ・レーベルで発表した最初のソロアルバム。ソロとしては約2年ぶりの新作で、エレックレコードから販売。1986年6月1日に最初にCD化され、1995年3月24日に1stソロアルバム『大瀧詠一』と、ナイアガラ・レーベルからリリースされた『NIAGARA CM SPECIAL』『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』と同時にボーナストラック付リマスター盤として再発。2005年3月21日には大瀧自身によるリマスタリングで30周年記念盤が発売された。 このアルバムを制作するに至ったのは、ファーストソロアルバム『大瀧詠一』を細野晴臣に「中途半端」と批判されたことがキッカケである。ファーストアルバムははっぴいえんどの流れを汲んだ叙情的でメロディックな楽曲とナイアガラ作品群で聴かれるリズミックな楽曲が半々で収録されており、それを「どちらかに徹底したほうがいい」と言われ、メロディックな方に徹底すると、そのまま“はっぴいえんど”になってしまうためリズミックに徹底したのが本作である。以後三年間、この方向性で連作していくこととなる。 レコーディング初期ではかまやつひろしに提供した「お先にどうぞ」のセルフカヴァーを収録する案があり、ライブでも披露されていたが、結局お蔵入りとなっている。 オープニング約20秒程の滝のSEはナイアガラの滝をイメージしたもので、当時制作を手伝っていた山下達郎が長野県の白糸の滝まで中央高速を車で飛ばして録音してきたもの。この時に録音された山下の声は30周年記念盤収録曲「NIAGARA MOON」のエンディングで聞くことが出来る。 1981年ソニー盤LP、1986年CDを除き、オリジナルから現行盤に至るまで多羅尾伴内の解説がつけられている。 裏ジャケットの大滝の写真は盤が代わるたびに撮り直されており、この撮影のためだけに当時の服もそのままにしてある。但し、1986年の初CD化の際は、1981年にCBSソニーからリリースされた時の写真が使われている(1995年盤:石嶋宏治 and 田辺章男、30周年記念盤:湯浅学)。 30周年盤は初回盤を銀蒸着CDとして制作したが、エンジニア笛吹銅次の意に沿わない音質であったため、大瀧は通常盤も併せて聴いて欲しいという。 2015年7月29日に、40周年記念盤の『NIAGARA MOON -40th Anniversary Edition-』が通常盤と完全限定生産盤の2仕様で発売。通常盤にはDISC1に1995年に大滝が手がけ未発表だった再ミックス音源が、DISC2には未発表ライブ音源とデモ用ラフミックス音源がそれぞれ収録されている。完全限定生産盤は12インチアナログ2枚組でオリジナル音源と1995年の再ミックス音源が収録されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「NIAGARA MOON」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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